シベリア街道8時間

午前11時過ぎにアカデムガラトク出発。今日のメンバーは日本チームの他にナターシャ夫妻、運転手のユーリさん、台所スタッフのオーリャさん、日本語を勉強しているアルバイト学生のヤーシャの9人。
出発後4時間ほどでカルガット川を渡る。今年は水量が多い。
オムスクへの幹線道路から分かれてズドビンスキ方面へ向かう。道路の舗装がかなり修復されていて、2年前より道が良くなっている。このへんは3キロおきぐらいに農村へ通じるバス停があるが、道沿いの集落もあれば、標識を見ると7kmも離れている場合もある。ノヴォシビルスク近郊の農村は、赤や緑に塗られて別荘かと思うような小綺麗な家が多いが、この辺は古びた灰色の家ばかり。おそらく昔のソホーズ時代の集落そのままなのだろう。
午後8時過ぎにフィールドステーション着。ちょうどカルガット川に夕日が傾く頃であった。川面の夕日を見ようと院生S君と川岸まで行ってみたが、今年はヨシ帯のカの数がものすごく、しかもちょうどこちらの顔の高さほどに群れているので、カの雲を描き分けて進むようなありさまだった。ちょっとタオルで覆面でもした方がよさそうである。トンボとツバメがヨシ原の上に群れ飛んでカのご馳走にありついていた。もっと頑張って食べてくれ。
これからバーニャと夕食。