我が振り直せ

今に始まった話ではないが、大学生というのは実は精神的に「危うい」年齢である。今や専門のアドバイザーを必須としているのは、どこの大学でもきっと似たような事情だろう。ウチの大学でも、このところ毎年のように専門家による研修があったりする。しかし、どう考えても、そのような精神的問題を抱えた人の比率は、学生よりも教員の方が高いわけで、事実、ある専門書にはコミュニケーション能力に問題がある人に向く職業として「大学教員」というのが挙げられていたそうな(笑)。心に問題を抱えた学生に対処するための教員研修ではなくて、問題を抱えた教員に対処するための学生向け研修が必要だね、と言うと、教育問題にかけてはプロ超級のK茂先生が「X大学(ウチではなく、その時話題に出た大学)ってそういう人多いんだねえ…」と妙に感心(?)していたが、してみるとやっぱりX大学っていうのはちょっと特殊なんだろうか。そこの内情が特殊なのか、それとも大学ってどこでも皆そんなものなのかは、私も相当悩んだことはあるのだが。