千客万来

連休の谷間ということで,休暇を取った(つまり9連休をエンジョイ中の)卒業生たちが何人も大学にやってきた。社会人3年目のN岡君は学生の時とまったく雰囲気が変わっていない。こことは違う分野の大学院に進学したH田さんも元気そうだった。彼女の卒論を元にした投稿論文2本が、卒業後1年経ってもまだ受理されていないのだが,100%私の力不足の致すところですごめんなさいごめんなさいごめんなさい。それから、昨日、実験室にいた私の背後でドアが音もなく開いてそのまま閉まるという現象が発生したのだが,幽霊でもいたのかしら?
ヤリタナゴ虫の観察をひとまず終了する。貝を割ってから丸2日経ってもまだレジアが生きており、十分に観察が出来た。このムシを含むヘミウルス上科の吸虫はセルカリアの形が複雑なのだが、その中の排泄系もかなり複雑で、近縁とは言えゲナとは違う点も多かった。どうもこの種の排泄系は余分な水分を体外に排出しているだけではなく、あの巨大なシッポを膨らませるポンプの役割もしているらしい。