産経新聞

元教授、元研究員の女性に“ただ働き”要求 阪大が賃金未払い300万円

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111025/crm11102509230006-n1.htm
これは元研究員が労基署に訴え出たため「たまたま」明らかになったケースに過ぎない。大学院生,非常勤職員、研究員,助手や助教に常習的にただ働き、または業務外の雑用をさせている研究室はいくつもあるし(私もそういうケースはよく知っているし、自分がさせられそうになったこともある)、この記事を見て反省するヤツも、残念ながらそうおるまいと思う(最初、阪大側が賃金支払いに応じなかったということが大学というものの体質を如実に表している)。自分がただ働きさせられたと思ったら,しかるべき外部機関に相談する以外に解決方法はないと思った方がよさそうだ。
大学生の側としても、講義の担当者が、何の断りもなくシラバスに名前の挙がっていない人物に変更になったりしたら、大学の事務局に一応問い合わせてみた方がよいと思う。もし、講義資格のない人(非常勤講師ではない大学院生など)が講義をしていた場合、それが表沙汰になれば、最悪の場合、単位が認定されないケースもありうるということを知っておくべきだろう。