一年ぶりに近くのK瀬高校のSPP事業を担当することになり、またI上川での水生生物調査を行なった。猛暑の中,湧水の多いI上川の水は冷たく気持ちが良いので(水温20〜25℃程度)、今日は体操服に靴履きでそのまま水の中に入って採集してもらった。

川の中で水質測定をする班と,岸で虫拾いをする班。
I上川は先月の大雨でずいぶん河床形態が変化してしまっている。今日採集した早瀬も大雨のあとに形成されたところで、まだ比較的安定性が悪い。実際に川虫を採集してみると,以前はヒゲナガカワトビケラ一色だったのだが、今回はカゲロウ類が優占しており、種多様性も上がっているように思えた。中規模撹乱説のとおりだ。このまま多様性が維持されれば秋の大学の方の実習でも遠くに行かずに済むのだが,そう思い通りにはいかないだろう。
みんな靴履きで川の中をじゃぶじゃぶ歩いている中で,一人律義に股長を着用していたTAのWさんは帰学してから頭痛を起した。顔も赤かったし、日射病だろう(帽子は着用していた)。高校生の中に日射病・熱射病が出なくてよかったと改めてほっとする。
とにかく、これでお盆前の諸行事が全部終わり、18日まで約一週間の完全フリー期間に入る。