琵琶湖半周

BBくんと一緒に、昨日から琵琶湖・淀川水系カワヒバリガイを採集しているU西さん、N野さんに合流して。湖北から湖東地域のカワヒバリガイ分布地を見て回った。朝、最北端の菅浦に着くと、U西さんが「今日は水位が高くて胴長では全然だめだから、潜ってみる」とおっしゃる。さすが、ウェットスーツご持参で来湖かと思いきや、持ってこられたのはゴーグルだけで、Tシャツでいきなり水温20度以下の琵琶湖に潜水するU西さんとN野さん。やや毒気を抜かれた表情のBB君。

カワヒバリの採集とはかくも難儀なもの(水位によっては)。
早崎・県大を経て、湖内で最初にカワヒバリガイが発見された近江八幡市へ。目的の湖岸に到着し、地図を開いて大字名を確認していたところ、BB君が「ここ…あれです」と口ごもった。「あれって?」「2番目の足が見つかったところです」 幸い(?)事件関連の物を目にすることはなかったが、貝もとれなかった。
その後はB博へ立ち寄り、U西さんがM田さんに購入を頼まれていたらしい「下北半島自然観察ノート」を贈呈。この本、一般書店では取り扱っていないそうだが、普通種なんて絶対に載せるもんかという鬼のような気迫を感じるすごい本だった。何しろ、淡水貝の最初のページが、見開き2ページを使ってヒダリマキモノアラガイ生体の写真で、当然私もM田さんもそれを見るなり「おお!」と叫んでしまった。生物マニアを称する人に推薦する。
その後、Gさんに案内されて先日出来たばかりの寄生虫展示コーナーを見せてもらう。まだ完成形ではないので若干見づらい部分がある。そのうち動画を展示する予定だそうな。