減る貝、増える貝

BB君と一緒に宇治川瀬田川の定期カワヒバリ調査。
瀬田川でカワヒバリの採集が出来る場所は限られており、そこで今年で連続3年採集している。ところが、貝が取れる場所が年々狭まっており、今日はBB君と私は上流と下流に数百メートルも離れて採集して、ようやくなんとか感染率が推定できるほどの数を確保した。去年・一昨年に採集した辺りではほとんど見つからない、
瀬田川のカワヒバリはサイズが大きく、殻長3cmを超えるのがざらである。一方、今年定着したと思われる稚貝が非常に少ない。どうも、リクルート率がきわめて悪く、数年分の定着稚貝が溜まってやっとそこそこの密度になるようである。プランクトンは琵琶湖からたくさん供給されているだろうに、なぜこうなるのだろう。
午後からは宇治川へ移動し、釣り師のKさんと漁協に挨拶して所用を済ませた後、再びカワヒバリ取り。いつもの場所で石はぐりを始めたところ、こちらはまた、例年になく密度が高く、大小様々の貝がびっちりと付着している。今まで宇治川ではほとんど見なかった、貝がクラスターをなして張り付いている石もちらほらとある。いったい何が起こっているのだろう。ついに宇治川二枚貝「床」が形成されることになるのだろうか。