最近,外来生物を研究している身としては鬱な知らせが相次いでいる.先日はふと,純粋に寄生虫と宿主の種間関係だけを研究テーマにしているのであれば,どんなにお気楽で楽しかろうと思ってしまった.しかし,足を突っ込んでしまった以上,そうそう簡単に抜け出せそうにない.少なくとも,今私が相手にしている外来寄生虫は,ほかに研究してくれる人は,現在のところいそうにない(コモチカワツボについては関心のある人がかなりいると思いますが.だれか本式に研究しませんか?).自分の研究が本当に外来種の防除に役に立つのか,疑わしくなることもよくあるが,たとえ力不足であっても,自分が研究しなければ,他の誰もやってくれないのだ.

ツボカビ症、国内野生種も ウシガエルから確認

http://www.asahi.com/life/update/0611/TKY200706110095.html