朝一で追加のヌマチチブを15尾捌く。今日は順調にムシが出た。ひょっとして「ムシをたくさん採るには宿主は活け締めに限る」のかしらん。
その後,来月からの調査の打合せのためN井君と宇治川漁協へ。いつからオイカワに魚病が発生するのかを特定するため,スカリに入れた魚を一定間隔で固定してもらうアルバイトを頼めるかどうかの依頼だ。いろいろ話をして,観光屋形船の船頭さんが引き受けてくれるだろう,という話になり,理事さんと事務さんと共に船着き場へ。
船頭のTさんはすぐに快諾してくださり,私たちも小形のスカリを用意はしていたが「生かしておくならあっちのほうがいい」と,直径1メートル以上もある大型のカゴを見せてくれ(今日はウの餌のブルーギルが入っていた),「これに入れて川の真ん中の橋脚に縛っておく」とのこと。これなら陸からは近づけないので,だれにもいたずらされる心配はない。ありがたい極み。
N井君が検査用のブルーギルを調達するため自分の釣り竿を持っていったのだが,Tさんの曰く「ブルーギル?そのへんの船の間でも入れ食いだよ。1時間もすればバケツいっぱい釣れるよ」。5月に来た時はルアーで挑戦して釣果が芳しくなかったというN井君であるが,果たして今日の戦果やいかに。
あとの問題ははたしてオイカワが十分な数だけ手に入るかどうかである。理事さんの話では,宇治川本流に限らず,支流でもここ数年間オイカワが減少傾向にあって,寒バエ釣りに来る人もめっきり減ったらしい。今度の日曜日に釣り大会があるので,その時参加者に呼びかけて,できるだけ生きたまま本部に届けてもらうようチラシを配ることにする。これで大丈夫だろうか。