白浜第二日

磯粟餅

今日の午前は、半分の人数が乗船実習である 。残り組の私は自由時間があったので、10数年ぶりの海水浴。
午後はこちらのM崎先生の指導で磯観察。イソアワモチがたくさんいた。夕刻、昨日のヨメヒメジの解剖のデモをするが、寄生虫は出ず。今日磯で捕って来たカエルウオから、条虫が3個体出たので,学生に生きた虫を見せることができた。やれやれ。
晩は白良浜の花火大会を実験所前の浜から鑑賞。
12日追記。磯観察ではついでにイボニシと,Kさんの実習で使うアラレタマキビを採集。番所崎の貝は一応「いそこじき」で習ってはいるのだが,もう何年ぶりかなのでちょっと心配だった。でもイボニシは間違えずに採れたのでほっとする。レイシダマシの類ってあそこには何種類出るんだったっけ。
磯観察後にKさんの指導でアラレタマキビの出殻実験。アラレタマキビは海水を被るとすぐに出てくるが,雨が降っても出てこない,それでは出殻反応を引き起こす物質は何?ということで,いろいろな溶液に放り込んで反応を見るのである。簡単で綺麗な結果の出る実験だ。
で,寄生虫採集のデモはその後。ちょうど,ここの博士課程の院生S.K.君(いやあ何年ぶりですかね)が,カキに寄生するピンノに寄生するカニヤドリムシがとれたというので,それも見せてもらうことに。カニヤドリムシは「虫コブ」をつくって寄生しているので残念ながらご本尊は拝めなかったのだけれど,本で見ると甲殻類(等脚類)とは思えない奇っ怪なムシだ。機会があったらぜひ本体を見たいものである。