がんばれヒガイ虫

今日もヒガイ虫孵化せず。最後に解剖した2尾からは1匹しか虫が採れず、しかも若くて抱卵数の少ない個体で、ちょっと産卵したら体がすけすけになってしまった。
孵化がうまくいかない理由がどうしてもわからない。ちゃんとした卵なら親の体内で受精して、かなり発生が進んだ状態で生まれてくるはずなのだが、ヒガイ虫の卵は魚類吸虫の中でも非常に小さく、長径が20マイクロメートル足らずしかないので、顕微鏡で見ても発生状態がほとんどわからない。Bさんの提案で、DNAを染色して蛍光顕微鏡で観察してみることになった。結果は、卵の中がだんだら状に発光していたので、少なくとも卵割はしているはず、という結論にはなったが、卵が生きているのか死んでいるのかはよくわからなかった。あとは明日の採集に賭けるしかない。
夕方、せっかくなのでわらわら虫のビデオ撮影を試みる。なかなかきれいに撮れたので、うまく編集できたらMOMOに登録しようと思う。どうかな。