めざめよヒガイ虫

福岡から4回生のF田さんが来学し、ヒガイ虫の感染実験を始める。まずはヒガイをバラして虫をとりだし、シャーレの中で産卵させる。思えば、去年から福岡ではずっとヒガイが不漁だったので、F田さんが自分の研究材料であるこの虫の実物にお目にかかるのは初めて。いやーK宮君ありがとう。
で、産卵までは順調に行き、産卵シーンをビデオに収めることも出来たのだが、なぜかミラシジウムがなかなか孵化しない。去年は、確か産卵後わずか数分で孵化が始まったのに、何の条件が悪いのだろう。卵はシャーレに入れたまま明日まで観察を続けることにする。
そんなこんなの最中に、コモチカワツボの情報を仕入れにK尾君来室、今日は博物館は休館だそうな。そこでビワヒガイその他の話題にひとしきり花が咲き、ついでに投網の打ち方の教授をしてもらう。

夕方からは湖岸に出て30分ほど花火を見て、帰りはバスがなかったので官舎まで30分歩く。そのあと、K村さんお勧めのパリヤ近くのイタリア料理屋で夕食。すてきなお店でした。

明日こそは孵化しておくれヒガイ虫。