会場到着

朝、危うく寝過ごしかけたが飛び起き、動向の院生と一緒に慌ただしくホテルを飛び出した。ソウル駅(この春にKTXが開業したので新装オープンしたばかりらしく、すごくきれい)で目的地モッポまでの切符を買い、急行ムグンファ号で5時間以上かけて韓国を縦断する。車窓の風景は、水田の続く農耕地といい、電線が空中敷設されているところといい、時々ハングル語を目にしなければ、外国にいるということを忘れるほど。
会場の木浦国立大学は、学会のCircularにも地図がなく、「地球の歩き方」の市街図にも無かったので「?」と思っていたが、駅からタクシーで20分という結構な距離にあった。やっと学会会場にたどり着き、ポスターを貼る。会場は結構小じんまりとしていて、参加屋は200人ぐらいと思われた。受付の韓国人学生に果敢に日本語で話しかける院生Lさん(彼女は中国人留学生だ)。
要旨集を眺めると、保全一点張りかと思っていたがそうでもなく、行動生態学のセッションなども若干あるので(鳴門教育大Kさんの努力の賜物らしい)、気分転換にいろいろ見て回ることにする。
晩は、韓国の研究者の方に木浦名物のタコその他を食べにつれていってもらう。木浦のタコは「踊り食い」で、生きたまま口に入れるので、素早くしないと吸盤があごだの鼻だの喉だのにくっついて大変なことになるという物騒な代物である。私は切ってもらったタコの足(でもまだ動いている)を1本だけいただいて勘弁してもらった。