フタゴムシを求めて

今日は資源の院生M君と湖西の「みずすまし水田ビオトープ観察会」に行ってきました。昨年は中止となったこの観察会、今年は参加者を近隣にお住まいの方に限定し、人数を例年の半分以下に抑えて実施されました。私はフタゴムシの新しい標本を得るのが目的でしたが、残念ながらムシは空振り。ただ、参加者の皆さんにお話しする時間をいただきましたので、しっかりとフタゴムシの宣伝をしてきました。小学生の男の子が「初めて会ったよくわからない人とずっと一緒なの?」と、フタゴムシのカップルの幸福度?に疑念を持った模様。そうだよね(笑)。

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生物の解説担当のM君は子供たちに大人気でした。

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ハッタミミズもすっかり観察会の常連になっていました。ビオトープ水田は草が生い茂っているの掘りにくく、あまり大きな個体は採集できませんでした。

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近くて遠きもの

対面授業の際には、席の間隔を開けるために1教室の定員は半分にされています。そのため、本年度は広い講義室がすっかり埋まっており、場合によっては1つの授業を2教室で並行して実施しなければならないこともあります。それで今日のFWでは、2つの教室をZoomで繋ぎ、それぞれの教室でのプレゼンテーションを同時中継するという試みをしました。道具立てはパソコンとWebカメラ、それに会議で使うスピーカーフォンです。

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最初は発表者の顔が見えるように、画面共有機能は使わずにスクリーンと発表者をカメラ撮影して中継しましたが、周囲が暗いためかプロジェクタの画面が白飛びして見にくくなりました。隣の教室との間を何往復もして改善を試みましたが、難航しました。オンラインのパソコンを2台使って、資料提示と発表者の顔写しを別々に行い、メイン場面を適宜切り替えた方がよかったのかもしれません。

 

授業再開

通常授業再開で、学生の声が聞こえるのはホッとするものの、滋賀のコロナ感染者はあまり減っておらず(ここ数日は京都よりも多い)、まだ油断大敵な状態。大学からの連絡では、どうも保健所は今までの「濃厚接触者」よりも範囲を広げてPCR検査対象としているような話であった。今のように感染者が減少している局面では、取りこぼしなくクラスターを潰していくのは正しい戦略ではあるものの(外来種対策もそうである)、今まで通りに全面対面授業を続ければ、構内で1人か2人でも陽性者が出れば再びPCR対象者が数十人となるという事態が繰り返される可能性が大きい。さて前期の授業は無事に実施できるのだろうか。

少し帰宅が遅くなり、夜道をチャリで疾走しているとマスク越しでもはっきり、濃厚な甘い香りが立ち込めているのに気がついた。そう言えばI上川でスイカズラが花盛りだった。スイカズラは夜になると昼間と違って非常に強い芳香を放つなんとも妖艶な「夜の美女」である。

肩の体操

学内で感染の拡大は起きなかった模様なので、この週末は普通に活動して大丈夫そう。ということで、久しぶりに整体。パンデミックになってからはあまり行っていなかったのだが(どうしたって密接するし)、五十肩で関節が硬くなったことからくる肩と腕の凝りがかなり辛い状況になってきたのでやむなしである。診てもらったら、私の五十肩(腕が前にも横にも後ろにも上がらない)はかなり重症の部類らしい。固まった肩周りをほぐしたあと、関節の可動範囲を広げるためのストレッチを教えてもらう。

やっと300ページ論文のレビューを書き終わり、相手方に送った。

 

一安心

どうやら学内で感染の連鎖は起きなかった模様で、月曜から講義再開との通知が来ました。今回はとりあえずやれやれですが、ふたたび全面対面授業を開始するのであればまた同様の事態が繰り返されるはずです。今回、なぜ多くの学生がPCR検査対象になったのかについては、保健所からの情報が入ってから対策を考えていきたいと思います。