夏休み目前

昨日、「田の浦まちづくりプロジェクト」の学生さんたちが研究室に来た。南三陸町田の浦の支援の一環として同町の海産物の販売(というか、支援に対する返礼だそうな)である。もう夏休みだし、そろそろ研究室で前期終了の打ち上げでもしたいな〜と思っていたタイミングだったので、ホタテを一山予約した。ということで、来週のいずれかの日に研究室でホタテバーベキューやります。

 

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第3回ディベート大会

1回生ディベート大会最終回で、お題は昨年に引き続き「日本はウナギを全面禁漁・禁輸すべきである」でした。時節柄もあって盛り上がる要素は十分。今年は去年に比べ、ウナギ減少の原因が多面的に取り上げられており、良いディベートになりました(第二反駁はちょっと弾が尽きたようで失速してしまいましたが)。

ところで、最後にディベートに参加した学生たちに、「ディベートをやって楽しかったか、しんどかったか」という質問をしてみたところ、大部分の学生が「しんどかった」という感想でした。やはり議論するということに慣れていないとしんどさが残り、それが昂じると議論そのものが敬遠されるということになってしまうのでしょう。今回は1回生の導入教育でのディベートですが、ここでの経験をどのように積み重ねていくかは、後期以降の授業での課題になりそうです。

切り替え下手

昨日の実習で前期の授業はすべて終了し、あとはレポート採点を残すのみ。したがって今日は開放感に浸りながら仕事ができるはずの日なのだが、昨日の余波がまだあり、気分的にイライラ(今朝は血圧も高めだった)。気分転換失敗である。誰か誘って飲みに行けばよかったなあ。

遷移を見つめて

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昨日のI上川。昨日未明、上流ではかなり大雨になったらしく、大増水していました。護岸工事のため右岸に寄せられていた澪筋が、本来の左岸側に戻りつつあります。しばらくすれば左岸の根固めブロックの周辺が淵になり、魚やカワニナはある程度戻るかもしれませんが、何といっても残念なのは護岸上部の河畔林の撤去と高水敷のブロック固めです。もう高水敷に木が生えないので、この辺りでは魚の隠れ場所もホタルの蛹化場所も縮小してしまったことは間違いありません。

暑いのは嫌い

環境FW1・最終回のプレゼンテーション。今日のプレゼンははっきり言って「ちょっと手抜き?」な班が多かったけれど、テーマの着目点は各班とも悪くなかったと思う。得に(私がけしかけたのだけれど)河川改修による水温上昇問題を取り上げてくれた班は良いデータをだしてくれた。フィールドのY川では、改修されていない上流部は林地の中を流れているので日当たりが悪く、好天で暑かった先週でも水温21度台だったのだが、そこから改修部(流れが浅く平坦になっていることに加え、工事用道路のため河岸林が一部除去されている)に出たとたんに水温が上がり、流芯でも22度、流れの淀んだ浅瀬だと23〜24度になったという。水温上昇は変温動物にとっては酸素不足を招き、植物(藻など)には過剰繁茂の原因となるので、実は河川改修による負の影響のかなりの部分を負っているのではないかと思っている。特に猛暑になりやすい近年、その影響は顕著になっているのではなかろうか。河川改修を行う時のマニュアルに、配慮すべき条件として「改修後も水温が上昇しないこと」を加えるなら、河畔林や河床湧水などを簡単に潰すこともなくなり、ずいぶん河川環境保全が前進するのではないかと思う。

昨日のビワマスは、授業終了後、希望する学生に味見をしてもらった。今クールでは検討すべき課題にビワマスの遡上を取り上げた版が多かったのだが、誰一人食べたことのある学生がいなかったので提供したのである。味わってからもう一度、ビワマス保全する意義を考えてほしいものだ。