多民族国家

午前中は宿でゆっくりさせてもらい、午後はUSTで研究の進展についての報告会。フィリピンのフィールドワークの難しさの1つは、生物採集の許可を得る手間と費用である。今日の話だと、地域の役所や国の保全関係の機関など、5つぐらいの部署で手続きをしないといけないらしい。中でも大変なのが地方に住む土地の部族の許可を得ることで(フィリピン中央政府とは別にある程度の自治が認められているらしい)、これは現地まで足を運んで偉い人とちゃんと話し合う必要があるらしく、時間も費用も予想外にかかっているという話であった。こんな大変な仕事を引き受けてくれている院生のK君や現地機関の皆さんに深謝。

昼ごはんにピタサンドをご馳走になったが、やけにずっしり重いと思ったら具がごはんだった(フィリピーノは米を食べないとご飯を食べた気がしないらしい)。以前、ロシアでクロワッサンの中にマッシュポテト(一番ありふれたピロシキの具)が詰まっていたのと同じローカライゼーション。