休講の影響

今日から川虫実習で、第1回目は地形観察と地図作り。ところで、2回生の半分ぐらいは前期に環境地球科学実習(地学系)を受講しており、その時に地図づくり、クリノメーターの使い方、底質粒度の表し方等は習っている。それで例年なら「地図の作り方知ってるね?じゃ、川でやるよ〜」で済むのだが、今年の学生に聞いてみたところ「やっていません」という返事。今年の前期実習はコロナで圧縮バージョンになってしまったため、地図づくりは端折られてしまったらしい。しまった。慌ててクリノメーターの使い方のプリントを配布し、うろ覚えの記憶を掘り出して使い方指導。それでも、あとで各班の作った地図を連結した時にどう見てもベースラインの方向がおかしな班がぞろぞろと出てきて、しばらくあーでもないこーでもないと揉めることになった(最終的にはなんとか繋がったけれど)。やれやれ。

夕方、実習が終わってその足でアジアフィールド実習の説明会。今年度は4年ぶりにフィリピンへ行く予定だったのだが、実際の渡航は当分無理なのでオンラインでの開催を予定している。今日は4年前の実習に参加した学部生のMさん、院生のN君がこの実習での経験についてプレゼンテーションをしてくれた。4年経って二人共その後の成長が目覚ましいのがよくわかる発表で、やはり早くから多様な社会に触れる経験をしておくことは重要だなと改めて思う。