カンフル2発

今日の午前中には神戸のNさんがフタゴムシのサンプルを受け取り&両生爬虫類の標本渡しに来られた。Nさんの研究材料である単生類の標本探しの副産物として得られたものだそうだが、よくこれだけ作ったと思う数のプレパラートで、少し見たところ私が初めて見る種類も沢山ありそうだった。また沢山勉強しなければならない。

夕方からは環境科学部セミナーで、今日は政策計画学科のT先生と、ゲストはなんと前知事のKさん。在職中に取り組まれた流域治水の考え方について、T先生と90分一本勝負の予定だったのが大幅に超過して130分。「今日は政策の話だけにして」というT先生の懇願もなんのその、相変わらずのパワフルな喋りであった。Kさんの研究者時代、ある集落に保存されていた江戸時代まで遡る自治の記録が大変貴重な資料だったというの話を聞き、改めて滋賀というところは、歴史的に見てもなんでこんなに自治意識が強いのか(その分執政者に対してはドライというか冷めていて、”おらが殿様”のような自慢話はまず聞かない)と思った。