危機管理

今年の春、FEKP2018での研究発表に使うため2年前にロシアで取った寄生虫のデータを掘り出そうとしたら、なんとパソコンのどこにもデータがない。ウソ!と青くなって探したが,本当にない。どうやら、うっかり大学のメイン機に入れるのを忘れて自宅のMacBookのみで(バックアップなしの!)保存をしていたらしい。それで、昨年HDを吹っ飛ばした時にデータもなくなってしまっていたようだ。仕方がないのでもう一度実験ノートからデータを入力し直したが,記載漏れがあって(多分、実験に協力してくれた他の人のノートにあり、それを写し忘れた)データに穴ができてしまった。これはデータを取り直すしかないかな…と諦めて、ロシアの共同研究者Nさんに「もう一度実験やるしかなさそう」と連絡したところ「そのデータ,多分私のところにあったわよ」と返事が来て,なんとデータを送ってきてくれた。すっかり忘れていたが、データを集めた直後に仮解析したものをNさんに渡していたのだった。なんと有難い神様N様、これでひと夏の作業が無駄にならずに済んだ。今回は本当に助かったが、こちらもデータ管理をしっかりしなくては…。