床屋読書

午前中はヘアカット。私は美容院には必ず本を持って行き、2,3時間の読書タイムにする。今日はこれを最後まで読んだ。

武富士追及―言論弾圧裁判1000日の闘い

武富士追及―言論弾圧裁判1000日の闘い

しばらく前に研究倫理セミナー関連で知遇を得たフリージャーナリストの三宅勝久氏による、「武富士」スラップ訴訟の記録である。10年以上前の本なので「ブラック企業」という言葉こそ使われていないが、内容はそのもの。スラップ訴訟というのは、訴訟で勝つ見込みがなくても「訴える」という行為そのもので相手を脅す訳だから、個人や小企業などの経済的・情報的弱者に対してだけ行われる、まさに弱い者いじめの暴力である。幸い、氏の場合は記事を書いた「週刊金曜日」誌が全面的に支援してくれたことが助けになったようだ。裁判や訴訟というものは、いくら全うな生活をしていると自負していても、誰でもある日突然巻き込まれる可能性がある(現に、私は人から訴訟を起すよう勧められたことがある)。その時になって戸惑わないよう、あらかじめ勉強しておくに越したことはない。裁判員も、できればあまり年をとらないうちに一度やってみたいのだが、その機会が巡ってくる確率はかなり低そうだ。