素手でむける貝殻なんて

曇り時々雨。データ取りがひとまず終わったのでもう太陽を呼ぶ神通力を発揮しなくてもよいのである。1日5回の採水と検鏡のルーチンワークから開放され、ゆっくり起きて洗濯とデータ整理。
DNA分析用サンプルの採取。Lymnaeaは殻が薄く、割るのにペンチは要らない。ミカンの皮をむくように殻をぺりぺりむくだけで済む。中にはスポロシストやレジアのほか、少なくとも2種のメタセルカリアがびっしりとついていて、単性虫に超寄生しているものも多い。なるほど、こんなに殻が薄いのならカモもじゃんじゃん食べるだろう。それにしても、DNA分析をするとき、下手をすると超寄生している別種のメタの方まで増幅してしまいそうなので、気をつけなければならない。

夕方から恒例のシャシリクパーティー、ここで昨年に引き続きふなずし登場。K谷さんは干し納豆をもってきて、妙な発酵食品だらけになった。ふな鮨の頭やしっぽの部分と漬け床を使ってふな鮨風味・ガーリックポテトと、ふなずし+スメタナでディップを作ってみた。
熱を出していたサーシャの学生は結局入院したという。原因はカではなくてダニだそうだ。それは西ナイル熱よりはるかにまずい気がするが、大丈夫だろうか。