執念の晴れ

昨日の天気予報では雷雨とのことだったが、未明に少し降ったものの、朝6時には青空だったのでS君と定時採水に出かける。裏の草原でチョウゲンボウのペアを見つけてまずまずの写真を撮る、カラフトワシの帆翔を見る。
昨日の名残か、午前中に気温と水温はぐんぐん上がり続け、午前10時にはセルカリアの大量放出が始まり、午後1時に泥上の水温はついに30度を超え、セルカリアは大量放出フィーバー状態となり、めでたく今回の滞在のの目的を達成した。午後3時過ぎに天気予報通り雷雨が来たが、幸いあまり接近することもなく通過し、午後7時に最後のサンプリング。これでやっと晴天3日分のデータは取れた、万歳。研究者の一念、雷雲をも冷夏をも吹き飛ばすのだ。

夕方、トンボのオーリャさんに出会ったので日本からのお土産の甘納豆をあげたら、部屋を見せてくれた。トンボやチョウの標本、亡くなったご主人がつくったというはく製やスキン標本、シカの角の数々が所狭しと置かれていてプライベート博物館状態。すごいです。