今日は恒例の第一回ディベートマッチ。今回はガチ対戦ではなく、ルール理解のための模擬試合といったところである。お題は数年前の使い回しで「滋賀県ブラックバスの駆除をやめるべきである」。教育ディベートであるからもちろん各人の本音とは関係がなく、ディベートの準備を通して、ブラックバス問題のさまざまな利害関係者の言い分やその根拠、実際に滋賀県が駆除にかけている費用、バスフィッシングおよび在来魚漁業それぞれの経済効果等々を自力で調べ、まとめて発表するのが目的である。ウチの班は先週まではなかなか準備のペースが上がらず、立論の骨子さえできていなかったので、今日はどうなるかと心配していたが、なんと授業開始5分前には全員が着席して、やる気満々のオーラを放っているではないか。「この一週間、空き時間にも準備をしたの?」と聞いたら、「空き時間だけじゃなく、空いてない時間にもやりました!(オイ内職かよ)」という元気な返事が返ってきた。ディベートを聞いてみると、本やネットだけではなく、彦根市の環境課まで足を運び、職員の方から直接情報を収集することまでやっていたことが判明。こちらからは何もアドバイスしなかったのに自発的にそこまでやったというのは、一回目にしては非常な頑張りである。7月の本戦ではどんな試合ぶりを見せてくれるか、とても楽しみになってきた。