H県大のKさんから，そちらの学部生から集めたアンケートの集計結果が届いた。ウチの１回生も同じ傾向だが、河川の指標生物について習うのは小学校であるケースが断然多い。教科書を調べてみると，現行の小学理科教科書で水質指標生物を取り上げているのは１社しかなかった（中学理科（第２分野）では大多数の出版社が取り上げている）。その１社の普及率が抜きんでているということもあるまいから，おそらく学校の先生の裁量で，教科書にはない指標生物を教えてしまっている場合が多いのだろう。ということは，教員が、指標生物は，小学生の知識範囲で教えるには難し過ぎる内容であることを理解していないということだろうか。
