免税エタノールの立ち入り検査日(つまりはガサ入れ)ということで,経済産業省・近畿経済産業局から2名の検査官の方がやってきた。当初の通知では2〜3時間かかるということで,いったい何にそんなに時間がかかるのかと不審に思っていた。そうしたら,検査はのっけから「こちらの大学について説明してください」という項目から始まった。資料としてキャンパスガイドは用意してあるものの,何から説明するべきか,事務員さんたちが完全に面食らっているので,代わって環境科学部の規模とか学科とかカリキュラムの載っているページを説明する。まあ,免税アルコールの申請者は大部分が企業だから、営業実態とかの説明が必要なんだろうけれど,公立大学でこんな無駄なことをやらんでもと思う。あとは伝票と帳簿の確認をして、帳簿形式の改善点などを話し合い,エタノール在庫の置き場所を確認して1時間半で立ち入り検査終了。思ったより時間はかからなかった(おそらく,大学説明が形式的に済んでしまったため)とは言え、その昔,年度末に使用量を報告するだけだった頃とは比較にならないほど面倒になった。でも,無駄な出費をしないためには仕方ないので、沢山の書類を準備しなければならない事務員さんにもわざわざ大阪からお運びいただく2名の検査官の皆さんにも,しっかりお仕事をしていただきましょう。年間約2,8000円の研究費節約のために。