ザッコ虫

昨日今日と続けて、学生諸君からオイカワが献上された。海外の研究者からザッコ虫の入手を依頼されているので解剖したが,残念ながら空振り。その代わりと言っては何だが、鉤頭虫やラフィダスカリスがごっそりついているオイカワが何匹か出てきた。中間宿主から察するに、こいつらは琵琶湖の、それも割合に沖の方で成長した後に大学周辺の水路へ遡上してきた個体らしい。やはり相当な距離を移動していると見える。
それにしても、普通種だと思っていたザッコ虫がなんで1匹も出てこないのだろう。河川の上流域で狙ってみないとだめかしら。