鬼が笑うぞ

今日は今年で退職するKさんの送別会。なのだが、飲み屋で大学の将来構想を語りたがる偉いサンを挑発してしまい、主役そっちのけで酔っ払い論争を演じてしまった。私は国公立の大学人のいい加減さは嫌と言うほど見聞きしてきたので(断っておくが県大の話ではない。有名大学であれ入学偏差値の高い大学であれ、ろくに教育をしない教員もいれば、昼間から飲酒して酔っ払い講義をする教員もいるし、毎日夕方まで出勤してこない教員もいるし、卒論程度の文章が書けない教員もいるし、小学校レベルの理科を理解していない理系教員もいるし、法律に反してはいけないということが人から教えられるまでわからない教員もいる)、大学のネームバリューや有名度というのはまったく信頼していないし、今の日本の大学の濫立ぶりから見ても、潰れる大学が出てくるのは当然のことだとも思っている。従って、大学の「将来構想」や「生き残り」、「受験生へのアピール」等々を論じることほど無駄なことはないと思っているのだ。教員としてなすべき事は面白い(あるいは有益な)研究をすることと一生懸命教育をすることだけだし、私はそれらに関しては骨身を惜しむことはしていないつもりである。組織としての大学は、大学がよりよい研究・教育環境になるよう知恵を絞ってくれればよいだけである。そうしていて、それでもスポンサー(うちの場合は県)から「うちには大学は要らない」とか「この大学は国民の要求に応えていない」と言われたら、それは仕方ないではないか。国公立大学というのは税金を分配するたくさんの事業の中の一つにすぎない。