追記(2014.10記す)

今の国土利用計画(第四次)では,上記の条項は水資源との抱き合わせ記述を全部削除して,こうなりました。

(4)県土の保全と安全性の確保
ア 県土保全対策
県土の保全のため、治水施設、砂防施設、治山施設等について、既存施設の適 正な管理を行うとともに、新たな整備にあたっては、地域の特性と環境の保全に配 慮して計画的に行う。

上記の2009年の記事をちょっと解説しておくと,内水面の目標値が達成できなかったのは,当然知事が交替して治水関連の施策が変わったからです。それで,目標が達成できなくなったとしても「あ〜知事が交替して方針が変わりましたからね,仕方ないですよ」の一言で片付けられてしまうようなものであれば,私達委員が何時間も会議して作った「目標」っていったい何なの?と思ったわけです。ただ,あとで県職員さんから受けた説明によると,この国土利用計画というものは県議会で議決されるので,議会がこの利用計画に大きく反したことを進めないよう,抑止する力となるそうです。自分たちで一度決めたことに対して,後から違反するのは信義を問われますね。