生態学会初日・2日目

初日はカワヒバリ自由集会。カワヒバリも関東に入ってから急激に関係者が増えてきて、しかも技術屋さんの参入が増えてきた(うまり、実害が出ているということでもある)。
外来種問題を取り扱うとき、生態学会では分布拡大か、せいぜい生態的インパクトの話までということが、少なくとも過去においては多かったように思う。研究者はそれと両輪で防除策をも開発していかなければならないのだが、プレゼンテーターのItokenさんが、なぜ当事者間でさえ、具体的な防除が実現に進みにくいのかを示唆する発言をしていた。化学物質による汚染と違い、外来種の場合は発生源(移入元)と、実際に被害を拡大させている震源地が異なる場合がほとんどである。そういう場合、管理責任はどこにあるのか。難しい問題である。
2日目、ポスター発表など。メタセルカリアで全身イボイボになったサンショウウオの写真は凄かった。外来寄生虫でなければよいのだが。