生態学会3〜5日目

今回の私の発表で,ITS1がヘテロ接合の個体が多くてデータがどうもうまくない由をあちこちでぼやいてみたら,複数の方から「そりゃあ次世代シーケンサーだよ!」と鎌をかけられた.私も同自由集会には出ていたのだが,S田さんのコメントでは,単なる系統解析にはあまり効力を発揮しない由であった.でも,今までのサンガー法と違って1分子の配列を解析できるから,ヘテロ接合でもちゃんとハプロタイプが読めるわけで,それはとても魅力的.今度の科研費申請の時までにちょっと調べてみて,行けそうならば一発かましてみるか.夢はいくら大きくても良い.
4日目,懇親会の後の飲み会で,プラナリアに興味を持っている若者を二人も見つけた.プラナリアのフィールドワーカーというと北海道のK勝先生しか思い浮かばないほど,分類も生態研究も遅れている生物で,若手の出現はとてもうれしい.二人とも名刺にしっかり自慢のプラナリア写真を刷込んでいる入れ込みようである.とりあえずがんばれ.

懇親会にて.なんと本学のN西君がエコフォトアワードで金賞受賞!おめでとうさん!