お茶二題

貝の補充がてら宇治へ。研究室のお茶を切らしていたので煎茶を買う。宇治茶の銘柄には「徒然」とか「九重」とか,たいてい京都にゆかりの名前がついているのだが,今日は「喜撰」を買った。世をうぢ山の喜撰法師からとった名前で,宇治市内の地名にもなっているいかにも宇治茶らしい名前である。考えてみれば,泰平の眠りを覚ましたお茶でもあるから,由緒のある銘柄だ。
前日,紅茶屋でリシーハットのティーバッグをもらったので,研究室で淹れてみたが,やはり失敗。渋味ばかり出て甘味の方が出ず,まるで番茶のような情けない味になってしまった。気難しい紅茶である。