掘り出し物

昼から久しぶりにZZへ出かけてあれこれ買い物をし、例のごとく紅茶店で店主絶賛お勧め中のマーガレッツホープオータムナルをいただく。多分ダージリンの中ではトップクラスの華やかな味わいのお茶で、スパイス系のケーキなんかが合いそう。
帰り際に、ZZ駅の近くで古本市が開催されていたのでふらりと覗きに行った。古本「市」と言っても、事実上1件の店舗で行われているささやかなものだったが、なかなか面白くてつい長居をしてしまった。古本の他に古い絵はがきや地図もたくさんあったので物色してみると、古い貝の絵はがきを2つ見つけた。貝マニアなら相当喜びそうなブツだと思ったのでとりあえず購入。

一つは平瀬貝類博物館販売のオキナエビスの未使用の絵はがきで、もう一つはカコボラなど3種が描かれた、使用済みのもの。ところがその文面をよく見てみると、差出人は駒井卓、受取人は滝巌で、戦前に白浜の京大臨海実験所から出されたもののようであった。なかなか達筆(…というか悪筆)なので判読出来ない部分も少しあるが、滝先生から駒井先生に何か(おそらく研究材料)を送ったお礼状らしい。当時の臨海実験所メンバーの名前もあって興味深い。