麦秋

今日はFWで田んぼの無脊椎動物調査。魚を放流する予定の水田(ある程度減農薬などの配慮がなされている)と、そうでない水田で無脊椎動物の比較をすることが目的である。もちろん、研究圃場ではないため厳密な比較はできないので、どちらかというと水田の無脊椎動物を実際に見てもらうことが目的、と言ってよい。
さて、この辺では連休に田植えをする農家が多いので、今は田植え後2〜3週間経っているはずである。ところが、今日田んぼを見てみると、どうも稲の苗がまだ小さく、水田表面もほとんど泥が露出していて、目に付く生物もあまりいない。生態資源管理学科の教員に聞いてみると、今年は4月が寒かったせいか、例年よりも田植えが遅めだったらしい(実際、今日も代かきや田植えをする姿がみられた)。もっと田んぼにミジンコやユスリカがわさわさ湧いている場面を見せたかったが、いきなり実習内容の変更もできないので、ともかくサンプリング。
稲は小さいが、転作田の麦は黄金色に色づいてきた。