梅雨の中休み

今日は涼しい風がそよそよと吹いて気持ちが良い、と思ったら、M尾氏の曰く「風は大敵」なのだそうな。琵琶湖の船はだいたい吃水が浅くて、海の船の水準からすると信じられないくらい波に弱いのだが、大学の調査船「はっさか」も例外ではないらしい。大学には風力発電用の風車が一基立っているが、風車の羽根が回っている日は船が出せないのだそうだ。
今日の講義のお題は生物指標の話。今年4月のTAFAの研究会で水質指標生物の話題が取り上げられており、本当は私も参加したかったのだが、残念ながら千葉まで出張する余裕がなかった。幸い、事務局のU西さんが会場での質疑応答の記録をメールで配付してくださったので、だいぶ今日の講義の参考にさせてもらった。生物による水質判定法は、普及している割には改良すべき点が多くあるので、もし、この問題にまじめに取り組んだら、きっと博士論文が一本書ける。もし良い方法が開発されたなら、教育現場での需要はとても多いから、絶対に世の中の役に立つ。何年かかけて取り組む価値は十分すぎるほどにある仕事だ。現れよ水生昆虫オタク。
来週のお題は外来種問題だ。魚の話を期待している学生諸君のために一応お断りしておくが、ブラックバスの話題はしないつもりである。私自身問題を消化しきれていないし、現場の漁業者や釣り人の声を聞きに行ったことがあるわけでもないので、今の段階でヘタな講義をすると自殺行為になりかねない。というわけで、話題は私自身が一枚かんだことのある貝と寄生虫外来種を中心にするので、そこのところをあらかじめご承知の程を。
先週末はほとんど家事が出来なかったので、今日は早めに帰宅して買い物掃除洗濯。