よう降ること

今日も一日盛大に雨。一年中海風が吹いてからりとした福岡から戻ってみると、この湿気はなかなかのものだ。大学に近い別の官舎などは、この時期畳が新品のように一面真っ青になるらしい(カビで)。「まあ、目の前に巨大な湿気の供給源があるわけだし(B氏談)」。
ちなみに、今まで住んだ中で最高に蒸し蒸しべとべとだった土地は奈良で(高温、多湿、無風の3拍子が揃っている)、灼熱地獄だったのは岐阜(最高気温38度などという日がざら)。それに比べれば彦根は気温が低いし、多少は風があるからまだましだ。気候が快適だったのは間違いなく福岡。
カナダの論文で、ゼブラガイやシジミなどの淡水二枚貝寄生虫を蓄積するというタイトルのがあったので取り寄せてみたら、濾過食の過程でクリプトスポリジウムジアルジアのオーシストをため込むという内容だった。もちろん摂食に伴う副次的な蓄積で、貝にとっては何の害もない。でも、この著者はなんでこんなことを調べてみる気になったのか謎だ。