賀茂川にしづく黄金

京都へ。プータロー時代以来の友人IさんTさんと旧交を暖める。Tさんは言うまでもなくHPの「自在置物」のお宅、工芸家のタマゴである。
で、Tさん家にお邪魔すると、作業机の上に自在置物のカマキリ*1が解剖中のごとくに載せられ、傍らに羽やら足やらのパーツが散らばっている。完成品を見本にレプリカ製作中なのであった(そのような仕事に携わっているTさんは、なまじっかの生物学専攻の学生よりもずっと生き物を見る目が確かである)。すてきすてき、ぜひお尻からハリガネムシの出てくるカマキリの置物を作ってください。お願い。
去年の夏、東京芸大の彫金の学生さんがTさんのお父さんのところに実習に来て、帰京後にオケラの置物を作ったそうであるが、これも是非見たいものである。
午後はTさんと勧業会館の古本市へ出陣する。今日が最終日でしかも閉店前の2時間だったのだが、昭和7年の「臨床寄生蟲卵圖譜」ほか2冊を手に入れ、まずまずの成果であった。
その後は三条通りまで、白川沿いをカワニナを拾いながらぶらぶらと歩く。京都育ちのTさんは土地事情にとても詳しいのだが、今やってみたいことは「砂金拾い」だそうだ。何でも、賀茂川の上流に砂金が取れる場所があるそうなのだが(初耳だ…)、特定の岩の下にしかないらしい。ほんまかいな。

*1:写真を見たい方はprofileから私のHP表紙に飛んでください