昼、隣の研究室の卒業生で今は某市役所勤務のN君が来ていた。今年度から生物多様性の部署に配属になり,生物分布のデータベース作りや、普及啓発活動のための自然観察会の企画などをやっているという。普通の市職員なのに、まるで学芸員である。N君の勤務地は百万都市なのに自然史系博物館が存在しないので,市役所がこんなこともやらなければならないのだろう。作ったデータベースの活用や自然観察会の講師の確保などがなかなか大変だということなので、こういう時こそ大学の人脈を使いなさいとアドバイス。
午後は隣の学科のK先生と一緒に市内の高校訪問。市内なので自転車で行ったが,暑い中、一応スラックス+パンプスの格好で,生徒に配る大学案内などの資料が入った大きなバッグを担ぎ、ヘルメット着用でクロスバイクという我ながら珍妙な出で立ちで訪問した。高校訪問は相手によって随分温度差があって、中には進路室で進路担当の先生が20分ほど我々の話を聞くだけ、という場合さえあるのだが、今日の高校は、ウチに関心のある生徒たちが集まって直接質問をしてくれたりしたので楽しかった。オープンキャンパス、お待ちしております。