FW1第1クール最終日。このクールには今までとは違う試行が一つあって,それは例年4学科の混成チームにしていた班分けを,生態・資源班と政策・建築班に分けてみたことである。比較的興味関心の近い学生を組み合わせることによって、テーマ設定やその後の取組みに今までと違う傾向が出るかどうか見てみよう,という訳である。
結果から言うと,意外なことに選んだテーマは学科とあまり関係がなく,生態・資源班が川と人間活動のかかわりを選んだり,政策・建築班が獣害問題を選んだりしていた。では班構成はあまりワーク内容と関係ないかというとそうではなく,プレゼンテーションの出来はずいぶん差があった。どうも生態・資源班はフィールドで何かモノを見ればそれで満足してしまうらしく,自分の見聞を人に伝えるために纏めあげるという作業が政策・建築班よりも不得手らしい。今後、この試行を続けるか,それとも元のように4学科混成に戻すかは今後の議論だが,学科ごとの弱み強みが顕になった,という点ではこの試行をやった価値があったというもの。