いらぬ心配?

今日、博物館学の授業を受けに来た1回生に,どうしてこんなに受講者が多いのか聞いてみたら,「教員免許はたいへんそうなので,学芸員をとっておこうと思った人が多いんじゃないでしょうか」という。オイオイ。初回の授業を担当したS森先生も学芸員は狭き門であることを力説していたとのことだが,2週目の今日になってもまだ受講者が減っていないのはこれいかに。もちろん今日も,学芸員とは完全に研究職であって大学院進学が前提であること,専門性を磨けば,学芸員資格がなくても採用時に不利になることはまずない(採用後に資格試験を受ければ良い)ことを声を大にして説明。実際、これほど「持っていること」が就職の役に立たない資格もなかろう。受講者が多いのは嬉しいことではあるが,ちゃんと損得勘定をした上で受講している学生がどれほどいるのか,かなり心配になってくる。

本日の珍味は丹波黒豆の枝豆。Kさん,ご馳走さま!