今年度初の貝採り

修士2人の研究材料サンプリングのため湖北へ。これから2年かけて交配実験と感染実験、遺伝子解析をする予定。

五月晴れのO浦でハベカワニナの採集をするKさん。今日は琵琶湖の水位もまずまず低く、気になっていた農業濁水もここには及んでいない。

ところが、持参した3つの胴長のうち2つが破れていて(※この写真はもとの破れ目をさらに破り拡げた状態)、あっというまに大浸水。最初の採集場所は浅かったので被害は比較的少なかったけれど、参った。
3ヶ所の採集地点を順に回って午後に帰学し、採集してきた貝のセッティングをしていると、バサーズの学生たちがいつものように実験室手解剖させて欲しいとやってきた。見ると、今日の獲物は大きなクーラーボックス2個に大型個体が満載である。どうしたのかと思ったら、今日は県の電気ショッカーボートによる駆除に同行してきたとのことであった。

フロリダバスの特徴が見える大型個体。昔は琵琶湖では60cm級は出ないと言われていたが、フロリダバスが放流されてからは珍しくなくなったという。