ゲナ論文追い込み

本当は今日が寄生虫学会の講演PPTの締め切り日だったのが、1週間延長になった。昨晩、日付が変わるまでがんばって作ったのに。
ゲナ論文の査読者が、面白いからもっと生物地理学的な議論をしろとカマをかけてくるのだが、寄生虫の場合、第一・第二中間宿主、および終宿主のすべての分類群についての地理学的な研究成果と、それぞれに対する宿主特異性をきちんと論じた上でないと分布の話などできないから、今の段階で突っ込んだ議論はとても無理だ(すでに、現在の分布が宿主の移植によって人為的に形成されたのかどうかの議論だけでも相当行数を費やしている)。私もよく脇の甘さを指摘されるけれど、この査読者は私以上に能天気っぽさが漂っている。さてどう対応したものか。