読書日

祭日だが今日は授業があるので、大学にエアコンが入っている。そこで出勤して院生Wさんのサンプル処理開始。地道にベントスのソーティングとカワツボカウント作業。がんばれよ。
休日でもあるし、アレルギーが出て集中しにくい状態でもあったので、購入しておいた本を読んで過ごすことにする。kensuke_nakataさんのところで紹介されていた働かないアリに意義がある (メディアファクトリー新書)と、イカの心を探る 知の世界に生きる海の霊長類 (NHKブックス)の2冊。久々にどっぷり行動学。寄生虫をやっているとこの分野との関わりは意外と持ちにくいものなので(無論、世界的には研究者はいるけれど)、最近の研究成果にはすっかり疎くなってしまったが、たまに読むとやはり楽しめる。群れで飼っているイカに鏡を見せると興味津々で近寄ってくるが、隔離されて孤独に暮らしていたイカに鏡を見せたらストレスで死んでしまったことなど、含蓄のありそうな話である。