今年の支部会

陸水学会近畿支部会@有馬温泉。今年は初の試みで、宿泊を伴う1泊2日の研究会であるが、生態学会の準備で尻に火がついているこちらは一日参加で勘弁してもらった。
今年は支部会の雑用を免除されたので4年ぶりに客席でいろいろな大学の発表を聞いた。学生に交じってT田氏の河川ハビタットの簡易評価法に関する発表。市民調査等で使うには簡便で良い方法であるとは思うが、紹介された米国に準じたスコア法では、護岸等の河道内人工物はもとより、川沿いに道路があってもスコアがどんと下がることになるので、国レベルでの環境モニタリングとしては絶対に採用されないだろう(環境省はOKでも国交省が認めないだろうから)。前にも書いたが、環境指標を提唱するなら、だれが何のために使うものかをもうちょっと明確にして欲しい。
ウチの大学からは卒論4人、修論1人、博論1人の発表で、私の卒論生ではT山さんが魚類寄生虫の重金属蓄積に関してプレゼン。寄生虫の話は一般になじみがないので、かなり質問が出たが、卒論発表の時に比べるとまあまあ回答は出来ていた(100点ではないけれど)。お疲れさん。
一風呂浴びて帰宅したが、往復5時間電車に揺られて襲来した猛烈な肩凝りには天下の名湯もお手上げだった。