ムシ伸し

昨日シゲ君からまたナマズ3尾を頂戴し、大きなナマズ虫6匹を得て、午後にムシの圧平をした。中でも特に大きな1個体が、身に弾力性があるため、どうしてもスライドグラスからつるつるはみ出す。何か良い道具はないかと実験室を探すとプランクトン計数板が目に付いた。枠も付いているのでちょうどお誂え向きである。計数板の枠の中にムシを入れ、スライドグラスをかぶせて軽い圧平をかけ、まず数分間固定した.ムシがご臨終になり、虫体がやや柔らかく延びたところで、二枚のスライドグラスに挟んで強く圧平をかけると、なんとかうまく伸すことができた。伸したムシはスライドグラス全面に近い大きさになったが、師匠はこんなでかいものをバルサム封入するつもりかしら。

学部忘年会で(ちなみに乾杯の音頭は「慣例に従って」ほやほやのN間さんが取らされた)、隣に座ったN田さんとまたまたがっつり議論。ありがたや。タンポポの交雑と受精パターン(ちゃんと受精したり雄性発生したり)の話を聞く.そうか、雄性発生があると核とミトコンドリアの遺伝子の系統がバラバラになるわけだ。シジミの例もあるし、他の軟体動物でも見られる可能性があることを念頭に置いておかなければならない。さて。