小さな幸せ

某学会誌の編集委員をやってしばらく経つが、査読の流れがうまくいっている場合、つまりレフェリーのレベルが高く、また投稿者もその高い要求に応えて論文のレベルアップのために惜しみなく努力する場合、双方が本当に「美わしい」と感じるようになってきた。こういう、見事とも言えるやり取りを傍見する機会はそう多くはないのだが、編集委員のささやかな役得だろう。