夏に熊野の全国高校総合文化祭に参加した神奈川県のK高校生物部の皆さんが、今度は明日からM山で行われる高校生国際みずフォーラムの代表校として出場されることになり、その行きしなにウチの大学へ来てくれた。午前中は大学と私の研究の紹介を少々して、昼食後にしばし学内見学。「湖が見たい!」というのでY坂港まで連れて行き、ついでにその付近のコモチカワツボ生息地も見てもらった。生徒の一人が民家の屋根の上に、この辺では珍しいイソヒヨドリ♂を発見して「沖縄にはたくさんいたよ」と言う。なかなか観察眼がよろしい。
午後は、明日のフォーラムでの英語プレゼンテーション(タイワンシジミを初めとする外来貝類の研究成果)のリハーサル。原稿は英語の先生に指導してもらったそうで、みんな発音もきれいだし話し方も流暢だった。コモチカワツボの駆除マニュアル作成に向けてのデータ蓄積も着実に進んでいるようで、今は実際に長靴のフェルトソールに貝をくっつけ、薬剤をスプレーした状態での死亡率を判定しているという。この成果は是非とも社会に発表してほしい。
さて、来週のウチの卒論発表は、今日の高校生諸君ほどにうまくやれるかな?