N浜めぐり

今日,我ながらストレートな願望夢を見た.私が何かに(具体的には不明)キレて,ある大学教授の起こした不祥事を公衆の面前で暴露してしまうという夢である,目覚めてがっかりしたことは言うまでもない.
暑さも一段落したのでN浜へヨシノボリの採集に出かけた.2時間ほどで100個体とまずまずの漁獲.ついでに,同市内でホタルの保護活動が行われている川と水路を見て回る.実は昨日,同市からカワニナの増殖方法とコモチカワツボの同定法を聞きに関係者が来室され,いくつかの問題点を伺っていたのである(ちなみに,同市ではコモチカワツボは発見されていない).N浜市街地の河川は姉川から分水している人工河川なので,基本的には流量変動は少なく,その上カルシウムが豊富なので(水源が伊吹山系だし)カワニナの生息には絶好と言ってよい環境である.事実,郊外の水田地帯の水路のほとんどでは,カワニナはやたらに多く,一瞬コモチカワツボと見間違えるほど高密度の場所もある.しかし,町中では年に何回かかなりの増水があってカワニナが流下してしまい,ホタルも放流しなければ個体数を維持できないという話であった.おそらく,都市河川特有の急激な水量変動があるのだろう.根本的な解決はお役所を動かさなければならないので,かなりの長期戦になるだろうが,どこまでやる気があるのだろうか.