釣り師に囲まれて


午前中にハンザキ虫を受け取り、無事にU治へ。恒例のオイカワ釣りチャンピオン大会である。今日は遠く名古屋辺りからも参加があったようだ。
U治では今年の一月に魚病が発生したので、その後個体数や型が回復しているかどうか気になっていたのだが、今日釣り師の皆さんに聞いた限りでは、釣果は良好だったらしい。まずは一安心である。それから、昨年、N井君の卒論のため、年末から年始にかけて1日置きに釣り採集をしてくれた釣り師のK原さんにも初めて会うことが出来た。お正月も一回も休まずに釣っていただいてありがとうございました、とお礼を言うと、周囲のおじさんたちが「この人は365日川にいるから」という。それで、川での事故を見つけて通報したり、落水者を救助したりという武勇伝もたくさんおありの方らしい。ことしもサンプリングをしていただけるかと尋ねてみたら二つ返事で引き受けて下さった。こういう「川の達人」の協力をいただけるのは非常にありがたい。私の予測では、ことしも去年同様に、魚病はかなりの強度で発生するだろう。去年はK原さんのおかげで魚病の発生タイミングに関するいいデータが取れたが、今年もう一度裏付けのデータが取れれば、さらにありがたい。
帰学すると、BB君がハンザキ虫の卵を拾っていた。ソラマメのような形のすごく特徴的な卵で、しかも吸虫卵としては相当大きい。どんな幼虫が孵化するのやら。