空振り

オオサンショウウオの腸が到着した.さすがは四足類で,見た目も臭いも,魚の腸より哺乳類の腸によく似ている.うちの研究室ではハンザキ虫のいる腸を開いたが,残念ながら寄生虫は1個体も出なかった.胃は線虫を主に研究しているO分大学のH先生のところへ送られたのだが,そちらでも少数の死んだムシが出たのみだったそうだ.水族館からの連絡によると,1月の下旬頃から衰弱して,強制給餌でかろうじて命を繋いでいた個体だということなので,その間にムシの方も大部分が脱落してしまったのかもしれない.
ポスターは奇跡的に事務室の開室時間帯の内に仕上がり,大学で印刷することができた.