上記の件について、昨晩来学したS井君および院生K君からコメントがあった。それによると、明治後半から昭和の初めにかけて、いろいろな種類のサケマス類を琵琶湖に放流しているので、それではないかということである。つまりこのイワナは国内移入種ということになるが、実は琵琶湖のイワナから3種の線虫が記録されており、そのうち1種は新種である。つまり、琵琶湖が模式産地で、しかも、現在までのところ他地域からの報告がないので固有種でもある。はて困ったものだ(笑)。